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Androidがリード拡大の米スマートフォン市場、Verizon版iPhoneも健闘――comScore調査

» 2011年04月04日 07時14分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米調査会社comScoreが毎月発表している携帯市場調査「comScore MobiLens」の米国における2月時点(2010年12月〜2011年2月の平均)のスマートフォンシェアで、前回初めて首位に立った米GoogleのAndroidが、さらにリードを拡大した。

 同社が4月1日(現地時間)に発表した調査結果によると、米国での同期間中のスマートフォンユーザー数は2010年11月時点より13%増加して6950万人だった。プラットフォーム別シェアでは、首位のGoogleが7ポイント増の33.0%、2位のカナダResearch In Motion(RIM、プラットフォーム名はBlackBerry)が4.6ポイント減の28.9%、3位の米Apple(プラットフォーム名はiOS)は0.2ポイント増の25.2%だった。上位5プラットフォームでシェアを伸ばしたのはGoogle以外ではAppleのみ。同社のiPhoneはそれまでの米AT&Tに加え、2月に米Verizonからも発売された

2011年2月の米スマートフォンOSシェアランキング
順位 OSメーカー名 2010年11月(%) 2011年2月(%) 変化(ポイント)
1 Google 26.0 33.0 7.0
2 RIM 33.5 28.9 -4.6
3 Apple 25.0 25.2 0.2
4 Microsoft 9.0 7.7 -1.3
5 Palm 3.9 2.8 -1.1
13歳以上が対象。3カ月の平均値(資料:comScore mobiLens)

 携帯電話全体のユーザー数は2億3400万人。メーカー別シェアでは11月時点と変わらず韓国のSamsungが首位で、0.3ポイントシェアを拡大した。最も大きくシェアを拡大したのは2月にVerizon版iPhoneを発売した5位のAppleだった(0.9ポイント増)。2月に限定すると、Verizon版iPhoneが最も売れた端末だったという。

2011年2月のメーカー別米携帯電話シェアランキング
順位 メーカー名 2010年11月(%) 2011年2月(%) 変化(ポイント)
1 Samsung 24.5 24.8 0.3
2 LG 20.9 20.9 0.0
3 Motorola 17.0 16.1 -0.92
4 RIM 8.8 8.6 -0.2
5 Apple 6.6 7.5 0.9
13歳以上が対象。3カ月の平均値(資料:comScore mobiLens)

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