往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米ソニーの電子書籍端末「Reader」の2代目モデルに当たる「PRS-505」を取り上げる。
米ソニーの電子書籍端末「Reader」の2代目となるモデル。北米地域をターゲットに販売された製品で、国内では未発売。
ボディにアルミ押出し材を用いることで継ぎ目をなくし、また従来モデルのPRS-500と比べて5ミリ以上薄いわずか8ミリという厚みを実現するなどの工夫により、海外でデザイン関連の賞を多数受賞している。
スペック面では、6インチのE Ink電子ペーパーはVizplexの採用で4階調から8階調へと進化し、ページめくりのレスポンスも高速化。項目選択用の10個の数字キーは画面下から右に移動したことで直感的な操作が可能になった。発売後のアップデートで対応フォーマットに新たにEPUBが追加されたことにより、PRS-500では非対応だった、Googleのパブリックドメイン書籍50万冊(当時)をPDFだけではなくEPUBでも閲覧できるようになった。
タッチ操作には非対応、また通信機能は搭載しておらず、同社のオンラインストア「CONNECT eBooks」で購入したコンテンツなどをPCから転送して利用する。日本語フォントは内蔵されていないため、本文はもちろんリスト画面上のタイトルも文字化けする。なお、本製品とほぼ同時期にAmazonから通信機能を備えた初代Kindleが発売されたことから、比較されるケースが多かった。
メーカー | Sony Corporation |
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国内発売時期 | 未発売 |
発売時価格 | 300ドル |
専用/汎用 | 専用 |
OS | 独自 |
OSバージョン | 3.3 |
サイズ(※最厚部) | 122(幅)×175(奥行き)×8(高さ)ミリ |
重量 | 約255グラム |
解像度 | 600×800ドット |
ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
カラー/白黒 | モノクロ8階調 |
画面サイズ | 6インチ |
通信方式 | なし |
Bluetooth | なし |
内蔵ストレージ | 256Mバイト(ユーザー使用可能領域192Mバイト) |
メモリカードスロット | SDカード、メモリースティックDuo |
バッテリー持続時間(メーカー公称値) | 7500ページ |
タッチ操作 | 非対応 |
対応フォーマット | BBeB、PDF、TXT、RTF、EPUB、BMP、JPEG、GIF、PNG |
コネクタ | USB(miniB) |
電子書籍ストア | CONNECT eBooks |
そのほか | 米国での発売は2007年10月。日本語は非対応 |
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