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PRS-900――Sony Corporation:電子書籍端末ショーケース
古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Sonyの「Reader」4代目となるモデルのひとつ「PRS-900」を紹介する。
製品概要
米Sonyの電子書籍端末「Reader」の4代目となるモデルのひとつで、Readerとしては初となる通信機能を内蔵した製品。俗に「Daily Edition」と呼ばれるモデルの初代製品に当たる。北米地域をターゲットに販売された製品で、国内では未発売。
「PRS-600」「PRS-300」と同じ世代の製品に当たるが、AT&Tの3G回線を利用し、同社の電子書店「Reader Store」に直接接続してコンテンツを購入できることが最大の特徴。Wi-Fi機能を搭載しないことも含め、同世代の製品であるKindle 2を意識していることがうかがえる。定期刊行コンテンツの受信や、図書館と連携しての本の貸出にも対応している。
画面サイズは7.1インチ、またE Inkは同時期に発表された2製品よりも上位にあたる16階調のパネル(Vizplex)を採用するなど、ハードウェアもワンランク上の仕様となっている。スクリーンを覆うカバーは本体と一体感のあるデザインで、また背面および本体固定のメモリカードスロットカバーもほぼ共通の素材が用いられており、取り外さずに使用することが前提の設計になっている。
背面カバーを外すことでバッテリの交換にも対応するなど、薄さや軽さよりもメンテナンス性を重視した設計思想が見られる。日本語フォントは内蔵されていないため、本文はもちろんリスト画面上のタイトルも文字化けする。本体色はブラックのみ。
スペックで見る「PRS-900」
| メーカー | Sony Corporation |
|---|---|
| 国内発売時期 | 未発売 |
| 発売時価格 | 349ドル |
| 専用/汎用 | 専用 |
| OS | 独自 |
| OSバージョン | 不明 |
| サイズ(※最厚部) | 122.7(幅)×205.9(奥行き)×14.5(高さ)ミリ |
| 重量 | 約360グラム |
| 解像度 | 600×1024ドット |
| ディスプレイ | 電子ペーパー(E Ink) |
| カラー/白黒 | モノクロ16階調 |
| 画面サイズ | 7.1インチ |
| 通信方式 | 3G、2G |
| Bluetooth | なし |
| 内蔵ストレージ | 2Gバイト(ユーザ使用可能領域1.6Gバイト) |
| メモリカードスロット | SDカード、メモリースティックPro Duo |
| バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 12000ページ |
| タッチ操作 | 対応 |
| 対応フォーマット | EPUB、PDF、BBeB、TXT、RTF、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMP |
| コネクタ | USB(miniB) |
| 電子書籍ストア | Reader Store |
| その他 | 米国での発売は2009年12月。日本語は非対応 |
最終更新日:2014年3月31日
写真で見る「PRS-900」
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