レガシーからの脱却が戦略的IT投資へのステップ

“Enterprise”Dell Daysにインテルの町田氏が登場し、レガシーからの脱却、IAサーバへの移行が戦略的IT投資へのステップだと話した。

» 2004年09月03日 19時27分 公開
[浅井英二,ITmedia]

 9月3日、都内で開催された「“Enterprise”Dell Days」にインテルの町田栄作エンタープライズ&ネットワーク・ソリューションズ本部長が登場し、企業が真のIT競争力を身に付けるには、「レガシー環境からの脱却」が必要とし、業界標準のIAサーバを売り込んだ。

「IAサーバへの移行で戦略的なIT投資が可能になる」と話す町田氏

 「メインフレーム大国」と揶揄される日本市場。オープンシステムとパッケージアプリケーションの採用に踏み切っても、依然として高度にカスタマイズされたコンピューティング環境がITの生産性効率改善の足かせとなっている。町田氏は、国際経済フォーラムのデータを引用し、米国に次ぐ膨大なIT投資を行いながら、IT競争力では12位に低迷する日本のIT事情を憂う。

 Itanium 2、Xeon、そして64ビットメモリ拡張機能を搭載した新しいXeonをラインアップするインテルは、ボリュームで85%以上とサーバ市場を圧倒するだけでなく、売り上げ金額においてもRISCプロセッサと肩を並べた。2003年、Itanium 2は11万個を出荷したほか、やはり昨年秋、Itanium 2を64基搭載したHP Integrity SuperdomeとOracle 10gの組み合わせが、世界で初めて100万tpmCの大台を突破するなど、パフォーマンス競争でも優位に立っている。

  来週の9月7日から始まるIntel Developer Forumでは、デュアルコアのItanium 2、「Montecito」がデモされるとみられている。マルチスレッディング技術と組み合わせることで、アプリケーションやOSからはさらに多くののプロセッサが稼動しているように見せることができる。インテルでは2005年にMontecitoを出荷する計画だ。もちろん、メモリやI/Oのさらなる高速化、CPU負荷に応じてクロック数を段階的に下げ、消費電力を節約するDemand Based Switchingなど、チップセットを含めたプラットフォーム全体の改善についても町田氏は触れる。

 64ビットメモリ拡張機能「EM64T」がXeonに搭載されたことで、Itanium 2への移行がさらに遅れるのではないかという懸念もあるが、価格が下がれば普及は進むとインテルはみている。2007年にはチップセット含めたプラットフォーム統合が行われ、現行のXeonファミリー並みに価格を引き下げる予定だ。

 「カスタムコンピューティングから標準化されたコンピューティングへの移行がIT合理化のステップ。そうすることで、戦略的なIT投資も可能となる」と町田氏は話す。

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