Rambus、特許侵害でSamsungを提訴

米のメモリ設計企業Rambusは特許侵害でSamsungを提訴した。これまでのライセンシー契約も解消するという。

» 2005年06月08日 07時48分 公開
[ITmedia]

 メモリ設計企業の米Rambusは6月6日、Samsung Electronicsを特許侵害で米カリフォルニア州北部地区連邦地裁に提訴したと発表した。Rambusはほかにも数社を相手取って同地裁に特許侵害訴訟を起こしており、この被告にもSamsungを追加した。

 同日提出した訴状の中でRambusは、SamsungのSDRAMとDDR DRAM、およびこれに対応したコントローラに自社の特許を侵害されたと主張している。

 Rambusのハロルド・ヒューズCEOは発表資料の中で「当社ではこれまでSamsungのことを当社特許の貴重なライセンシーと見なしてきたが、現在多数の問題が存在し、SamsungのSDRAM/DDRライセンスの更新・延長が困難な状況になった」と説明。これらの問題が原因で、6月末の契約期限切れを待たずにライセンス契約を解消することになったとしている。

 Rambusは今後も、同社のXDR DRAM/RDRAM設計を採用した主要メモリメーカーの1社としてSamsungとの関係を重視する意向だとヒューズ氏は表明。今回の提訴がこの面でのSamsungとの関係に影響を及ぼすことはないと述べている。

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