sb後継の「Serene Bach」、ベータリリース

サーバサイドのBlogツール「sb」の後継にあたるスクリプト「Serene Bach beta01」がリリースされた。後日、バグフィクスしたbeta02をリリースする予定だ。

» 2005年07月11日 16時12分 公開
[ITmedia]

 サーバサイドBlogツール「sb」の後継にあたるスクリプト「Serene Bach」ベータ版(beta01)が7月8日にリリースされた。リリース直後にはユーザーからバグ報告があり、翌9日には不具合の内容と対処法が案内されている。後日、修正を行ったbeta02を改めてリリースするとのこと(Bachはバッチと読み、ニュージーランド英語で「簡素な小別荘」の意)。

 sbからの変更点として、以下のようなアナウンスがある。

 まず互換性について。Serene Bachは、一から新たにコードを書き起こしたスクリプトであり、内部構造が大きく変更されているという。このため、sbとのデータ及びプラグインの互換性はないとのこと。データに関しては、正式版リリースまでにデータ移行を行えるインストーラを用意する予定だという。また、テンプレートも、基本的な仕様はsbに準ずるものの、一部動作の異なる部分がある。

 beta01に付属する簡易インストーラーは、初期の環境設定のみを行うスクリプトのため、データ移行などは一切サポートされない。

 またsbからは、記事カテゴリー、アップロード、「オススメ」、リンクリスト、マルチユーザー、記事編集、テンプレート、管理画面、データ移行の機能強化が行われ、機能拡張性の強化も実施された。

 なお、これらの機能追加、変更点があるが、一部の処理は高速化して、全体的な体感速度はsbとほぼ変わらずに使用可能とのこと。

 今後、ヘルプドキュメントの整備、インストーラ(アップデータ)の提供、バグフィックスを施し、今月下旬頃に正式版としてリリースする予定。

 なお、9日に既知の不具合として、横型、縦型カレンダーが重複表示されてしまう、アクセス解析やカウンタ表示が正しく行われないの2点が挙げられている(関連リンク)。対処方法も案内されているが、後日、修正済みのbeta02を改めてリリースするとのこと。

 また、Serene Bachの開発過程で作成したPerlライブラリパッケージSpicaもオープンソースとして公開するという。Spicaは、PerlによるCGIスクリプトの作成支援を目的としたライブラリ群。現状ではα版で基礎的な機能しかないが、今後、機能拡張していく予定とのことだ。

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