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» 2005年09月15日 19時49分 公開

EMCの新社長が語る、ストレージ業界で最近ホットなテーマ

2月にEMCジャパンの社長に就任したエドワード・ナイハイゼル氏。ストレージ業界の最近のテーマとして、「セキュリティ」と「コンプライアンス」を挙げる。

[堀哲也,ITmedia]

 EMCジャパンは9月15日、ファイルサーバの統合を支援する「ILMサーバ・ソリューション」を発表した。併せて、2月にEMCジャパンの社長に就任したエドワード・ナイハイゼル氏も初めて会見し所信を述べた。

エドワード・ナイハイゼル氏 EMCジャパンのエドワード・ナイハイゼル社長

 「ワールドワイドに比べると、日本法人の成長率はここ4年低かった。しかし、今年は期待できると思ってほしい」――米EMCは近年、「ILM」の大号令の下、相次ぐ買収によりストレージソフトウェア事業などを強化、従来のハード路線からソフトウェアを併せた企業として順調に業績を推移させてきた。ワールドワイドと比較すれば成長が遅れた日本だが、中堅中小市場へも積極展開し成果は上がってきているという。「これから出る結果が楽しみだ」(同氏)。

 そのナイハイゼル氏が最近のストレージ業界の大きなテーマとして指摘したのは、「セキュリティ」と「コンプライアンス」。4月の個人情報保護法の施行、日本版SOX法の動きに言及し、データを直接格納することになるストレージもこれらは無縁でないという。

 今回発表したILMサーバ・ソリューションは、同社のNAS製品「Celerra」からアーカイブ専用のCAS「Centera」へデータを自動移行するもの。情報保護や管理の簡素化の観点から、部門などに分散されたファイルサーバを統合したい企業からのニーズは強く、これら要求に応える。データの移行には、「Centera FileArchiver」(CFA)と呼ばれる新投入のポリシーエンジンを利用。CFAがCelerraとCentera間でポリシーに応じたデータの移行を行う。

 改ざん防止、アクセス制御、データの保存期間管理が行えるCenteraを二次ストレージに利用することで、法規制などが求める要件にも対応できるだけでなく、一次ストレージのNASに古いファイルが残らないため、バックアップが容易で性能を維持できるメリットもある。また、二次ストレージへのデータ移行後も、ユーザーがファイルアクセスする一次ストレージは、移行したファイルのメタデータと二次ストレージのロケーション情報を含むスタブファイルが残り、アーカイブされたファイルへもNAS同様のアクセスが可能となる。

 まずは「Celerra NS502」とCentera、CFAを組み合わせた2005年限定のキャンペーンパッケージを提供する。容量に応じた3種類を用意し、価格は、最小構成(NAS:1Tバイト、CAS:2Tバイト、CFAの1セット)で1047万9000円から。

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