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» 2005年09月26日 08時59分 公開

ITILマネージャの日本語認定試験がスタート――当初は人数限定で

ITILマネージャ資格が日本語で受験できるようになる。当初はパイロット運用でスタートするが、2006年夏には本格運用される(攻めのシステム運用管理)。

[堀哲也,ITmedia]

 ITILマネージャ資格の日本語認定試験が11月からスタートする。ITサービスの運用管理フレームワーク「ITIL」(Information Technology Infrastructure Library)の普及を図るオランダExinの日本事務所エクシン・ジャパンが活動を開始したのに伴うもの。

 ITILマネージャ資格は、英国政府機関OGCの公認資格の最上位に当たるものだ。ITサービスマネジメントプロセスの分析、管理を支援する組織構造の設計ができる評価・監査能力など、高度なスキルを試験で問われる。資格者には、ITサービスの品質改善、運用コスト削減といったITIL実装に関与するコンサルタントなどとして活躍することが期待される。

 現在まで日本国内でのITILマネージャ資格者は20人程度と少ない。ITILファンデーション資格者が6000人を超えているのに比較すると、その数は1%にも達していない。ITILマネージャ資格の認定試験を日本語で受験できないことが大きな壁となっていたからだ。エクシン・ジャパンの中川悦子代表は「試験も論述形式となるため、英語圏と比べると合格率もどうしても上がりにくかった」と話す。

 ITILファンデーション資格も2003年に日本語で受験できるようになったことで、急速に資格者を増やした。今回の日本語化によりマネージャ資格者の育成に弾みがつくことになりそうだ。

 11月からは人数を限定したパイロット運用としてスタートする(1試験当たり16人)。11月25日にはコース受講を修了している再受験者を対象にした試験をターゲットツーが実施し、順次、日本ヒューレットパッカード、コンピュータ・アソシエイツ、プロシードなどが日本語試験を提供していく予定だ。ただ、パイロット運用として実施されるため、採点に時間がかかることなどが想定されるという。

 イクシン・ジャパンでは2006年夏までに、1年かけて採点者の拡充とクオリティの均質化を図り、本格運用につなげていく考えだ。日本語試験のサンプルは、10月中旬以降に同社WebサイトのBookshopで販売する。

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