EMC、Exchange管理ソフトを発表

EMCは「Storage Decisions」カンファレンスにおいて、Microsoft Exchangeの管理にフォーカスした新製品を発表した。

» 2005年09月29日 17時41分 公開
[IDG Japan]
IDG

 EMCは今週、Microsoft Exchange環境を管理するための新ソフトウェアを披露した。

 ニューヨークで開催中の「Storage Decisions」カンファレンスにおいて、同社は「EMC Storage Administrator for Exchange」を発表した。このソフトウェアは、IT部門による電子メールシステムの管理を容易にし、電子メールの可用性を改善するという。「EMC Clariion AX」および「同CX」シリーズのストレージアレイとともに使用する。データを移行する機能SAN(Storage Area Network)を管理する機能もある。

 EMC Storage Administrator for Exchangeでは、メール容量の割り当てやメールボックスの数を指定したりできるほか、Exchangeシステムの拡大に合わせてシステムの容量を拡張することも可能だ。また、障害が起きたサーバから稼動中のサーバにストレージグループを再割り当てする機能もある。

 同ソフトウェアでは、Exchangeのサーバグループを移動することも可能で、移動中もデータベース、ログおよびシステムファイルの一貫性が維持される。

 EMC Storage Administrator for Exchangeは、ファイバチャネルまたはiSCSIアレイ単位で価格が設定される。EMC CLARiiON AX100とともに配備する場合の価格は2000ドルから。同ソフトウェアは10月にリリースされる予定。

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