日本BEA、IMSに準拠した「BEA WebLogic SIP Server 2.1」を発表BEA World 2005 Tokyo Report

BEA World 2005 Tokyoを開催中の日本BEAは、J2EEとSIPサーブレットコンテナを統合した、業界初のIMS準拠アプリケーションサーバ「BEA WebLogic SIP Server 2.1」を発表した。

» 2005年10月25日 18時09分 公開
[ITmedia]

 「BEA World 2005 Tokyo」を開催中の日本BEAシステムズは10月25日、J2EEとSIP(Session Initiation Protocol)サーブレットコンテナを統合した、業界初のIMS(IP Multimedia Subsystem)準拠アプリケーションサーバ「BEA WebLogic SIP Server 2.1」を発表した。

 BEA WebLogic SIP Server 2.1は単一のプラットフォームによってITと通信ベースのサービスを統合できる唯一の製品。通信事業者は、BEA WebLogic SIP Server 2.1によってネットワーク基盤を拡張し、VoIP、固定/無線の統合サービス、カンファレンシング、あるいはデバイスを超えて一貫した、音声とデータが統合された新しいサービスを提供できるようになるという。

 IMSは、標準化団体の3GPPが策定したIPベースのテレコム業界のネットワークアーキテクチャー。固定および移動体通信事業者にとって新たな収益源となる次世代サービスの提供を可能にする。IDCによれば、現在5億5000万ドルの市場だが、2010年には140億ドルまで急拡大するという。

 来日したテレコム製品のマーケティングを担当するケン・リー氏は、「新バージョンでは、IMSへの準拠、クラスタリングによる高可用性、SIPコンテナの最適化が図られている」と話す。

 BEA WebLogic SIP Server 2.1の出荷は12月に始まる。現在のところ価格は未定。

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