堀江氏意気込む、「5年後に弥生をSAP、Oracleの領域へもって行きたい」(3/3 ページ)

» 2005年10月26日 16時42分 公開
[怒賀新也,ITmedia]
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ユーザーの声を反映した新機能

 弥生シリーズは、10人前後の小規模事業者を中心に、NEシリーズでは300人ほどの中規模事業者を対象ユーザーとして設定している。この日発表された06シリーズでは、ユーザーの声を生かしたさまざまな機能改善が図られている。

 具体的には、科目設定に「決算書項目設定」の呼び出しボタン、伝票切り替えボタン、ツールバー上のファンクションキーボタンなどが追加され、使い勝手が向上している。また、補助残高一覧表、前期比較決算書の書式、科目別税区分表に消費税額などの集計機能をそれぞれ追加している。

 一方、サービスも充実させる。具体的には、資金調達支援では、あおぞら銀行と協力する法人企業向け融資サービス「オンラインローン」や、livedoorクレジットと組んで提供する経営者向けの無担保ローン「経営者応援ローン」が紹介されている。また、業界指標を使った経営分析によるユーザーの経営力向上を支援する「経営診断サービス」も提供される。

 最後に、ライブドアの今後の取り組みについて堀江氏は、ライブドア証券の新システム構築、西京銀行とのネット銀行設立などを挙げた。弥生のビジネスについては、「ビジネス的に見ると、弥生の利益の半分以上はサポートなどによるもの。ゼロックス、キヤノンなど、高収益企業の特徴とも一致している。まず製品を普及させ、シェアを取り、後で儲けるというビジネスモデルを弥生も実践している」と話している。

弥生への期待を語る堀江氏
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