30周年を機に自社製品のパートナー販売強化、ビーコンIT

ビーコンITは11月9日、直販中心のビジネスモデルを変更し、パートナー販売を強化していく方針を明らかにした。

» 2005年11月09日 22時33分 公開
[垣内郁栄,@IT]

 ビーコンITは自社製品に関してこれまでの直接販売中心のビジネスを転換し、パートナー販売を強化すると11月9日に発表した。パートナー支援プログラムの「BeaconIT Authorized Partner Program」(BITAP)を発表。ビーコンITの常務取締役 辻康孝氏は今年4月にパートナービジネスを担当するグローバルパートナービジネス事業部を設立したことを説明し、「来年の会社設立30周年を機にパートナービジネスに力を入れる」と強調した。

辻氏 ビーコンITの常務取締役 辻康孝氏

 ビーコンITは海外ベンダー製品の代理販売と自社製品の販売をこれまで行ってきた。今後は自社開発製品のパートナー販売を強める。

 パートナー販売する自社製品はETLツールの「Waha! Transformer」、メインフレームのアプリケーションをWeb化、XML化するミドルウェア「EXTES Xuras」、XML情報共有プラットフォーム「Xuras inicio」、ドキュメントワークフローエンジン「Xuras Workflow」、データベース検索エンジンの「TimeCube Retriever」。独Software AGの製品「Tamino XML Server」もパートナー販売を行う。

 パートナー支援プログラムのBITAPは、パートナーを3つに分類。ビーコンIT製品を組み込んだソリューションを開発する「アライアンスパートナー」と、システム・インテグレーション、販売代理を行う「ビジネスパートナー」、製品の2次代理となる「販売協力パートナー」。それぞれのパートナーに応じて特別仕切価格を設定し、販売を支援する。

 具体的にはプリセールス支援、セールスツールの提供などの営業支援と、セミナー、イベントなどでのプロモーション支援、販促用ライセンスの提供や技術サポートなどの技術支援を提供する。パートナー専用Webサイトも立ち上げる。

 ビーコンITは現在10社の販売代理店があるが、BITAPの立ち上げで2006年3月までにビジネスパートナーを20社、販売協力パートナーを50社獲得することを目指す。パートナービジネスの強化で来年度の売り上げを30%アップさせるのが目標。包括的業務提携も含むアライアンスパートナーについて、ビーコンIT グローバルパートナービジネス事業部長 樋口恵一氏は「いくつかの話がある」と述べた。

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