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» 2005年11月15日 23時10分 公開

新社名の下、「新生CA」について語るスウィンソンCEOCA WORLD

Computer Associatesは社名を「CA」に改めるとともに、同社の刷新に向け、顧客との信頼関係の修復やパートナーネットワークの拡大などに取り組む姿勢を明らかにした。

[IDG Japan]
IDG

 ソフトウェアベンダー、Computer Associates Internationalの波瀾の過去が、その最後の犠牲者を出そうとしている。同社の名前である。同社は今後、古くからのニックネームである「CA」を正式社名とする。

 CAのジョン・スウィンソンCEOは11月、ラスベガスで開催中の「CA World」ショウのオープニングスピーチで、同社の新社名と新しいロゴを紹介した。

 今回のユーザーカンファレンスは、不正経理スキャンダルでCAの経営陣の大半が一掃された後、スウィンソン氏が今年初めにCEOに就任して以来、初めてとなるもの。同氏はスピーチの中で、苦難にあえぐ同社の刷新に向けた取り組みにおける優先課題として、顧客との信頼関係の修復や、CAのパートナーネットワークの拡大などを挙げた。

 「もう一度、信じてほしい」というのがCAの新スローガンであり、スウィンソン氏は推定6000人のショウの来場者に対し、彼らのITシステムの簡素化と連携に向けてCAに協力させてもらいたいと訴えた。CAは今週、2ダースほどの新製品を発表する予定であり、これらはすべて統合技術プラットフォームをベースとする。

 「われわれが真に目指しているのは、企業の業務においてITがまるで魔法のように透明になることだ」とスウィンソン氏は語った。

 スピーチでスウィンソン氏は、CA製品の技術的な側面には触れず、同社の顧客志向の新しい方向性に関する高次元の話題に焦点を当てた。

 CAは11月14日、「Unicenter 11」の詳細を明らかにした。これは、Unicenterのメジャーアップグレードとなるもので、今週出荷される。

 スウィンソン氏のキーノートスピーチを聞いた参加者の1人は、同氏がCAの過去をきっぱりと否定したことに感銘を受けたという。HSBCのコンサルタント、スコット・ブラッドショー氏は、「CAの新しい経営陣が、かつての同社から距離を置こうとしているのがはっきりと分かった。これは良いことだ」と話している。

 ロンドンに本社置くグローバル企業のHSBCでは、CAの巨大なソフトウェアポートフォリオに大きく依存している。HSBCの複数の社員の話によると、同社はCAの大口顧客であるため、CAが従来から不得手としてきた分野である顧客サービスについては、問題になることはなかったらしい。しかしブラッドショー氏は、CAがスキャンダルの時期を乗り越えたのを喜んでおり、Unicenter 11についてもっと詳しく聞きたいという。

 HSBCのグローバルサービスデスク技術開発マネジャー、アプルバ・イズラーム氏は、数年前にリリースされたCAの現行版「Service Desk」には含まれないスケジューラ機能とCMDB(Configuration Management Database)機能を早くチェックしたいという。

 「ここに来たのは、CAが提供してくれるものを見るためだ」(イズラーム氏)

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