Oracle、ID管理製品強化へ2社を買収

Oracleは、クロスプラットフォームのプロビジョニング製品を手掛けるThor Technologiesと、仮想ディレクトリソフトメーカーOctetStringを買収した。

» 2005年11月17日 08時49分 公開
[ITmedia]

 米Oracleは11月16日、クロスプラットフォームのプロビジョニング製品を手掛けるThor Technologiesと、仮想ディレクトリソフトメーカーOctetStringの買収を発表した。買収により、IDおよびアクセス管理製品のポートフォリオ強化を図る。

 OracleではFusion Middlewareのセキュリティを担うバックボーンとして、Oracle Identity Managementで標準ベースのID管理技術を提供している。Oracleの既存の製品とThor TechnologiesおよびOctetStringの製品を組み合わせ、アクセス制御、ID管理、連携型ID、ユーザープロビジョニング、ディレクトリサービス、Webサービス管理機能を盛り込んだスイート製品を提供する。

 これら統合型ソリューションは、OracleのID管理戦略に沿っていずれアプリケーションインフラに組み込む予定で、これによって顧客の管理コスト削減、導入サイクル迅速化、全般的なセキュリティ強化が図れると説明している。

 買収条件は非公開。Oracleでは両社の技術を取り入れた「Xellerate Identity Provisioning」と「Virtual Directory」の提供を年内に開始する予定。

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