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» 2005年12月07日 10時06分 公開

MS、Virtual Earth新版を間もなく立ち上げ

Virtual Earth新版はWindows Liveファミリーの一員になり、建物の画像を斜めの角度から見られる機能などを提供する。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは今週、衛星画像サービスVirtual Earthの新版「Windows Live Local」を立ち上げる計画だ。情報筋が伝えた。

 同社はこの新サービスが、GoogleやYahoo!などと競合しているMSN.comポータルの地域情報検索を強化すると期待している。MSNでは現在Virtual Earthの航空写真と衛星画像を提供しているが、Windows Live Localは航空写真をさらなるレベルに引き上げる。

 同サービスは、先にMicrosoftとライセンス契約を結んだPictometry Internationalの画像と技術を使い、Virtual Earthよりも高解像度、高品質の画像を提供する。ユーザーは(Virtual Earth)より近くまで画像をズームでき、画像を傾けて、真上からだけでなく違う角度から建物や通りを見ることができる。Virtual Earthでもそのような機能はあるが、Windows Live Localの機能の方が洗練されており、範囲が広い。

 Virtual Earthと同様に、Windows Live LocalはMSNの地域情報検索インデックスに統合され、企業情報、地図、道路案内を航空写真で補完する。Windows Live Localには、Microsoftが「コミュニティー機能」と呼ぶ、ユーザーが同サービスの画像を共有、保存し、注釈を付ける機能も備わっている。

 先週、MSN地域情報検索ジェネラルマネジャー、エリック・ヨルゲンセン氏は、Kelsey GroupのInteractive Local MediaカンファレンスでWindows Live Localについて語り、スクリーンショットを披露した。Kelsey Groupのアナリスト、グレッグ・スターリング氏によると、ヨルゲンセン氏はWindows Live Localが今週正式リリースされると話したという。Virtual Earthチームの公式ブログの12月5日のエントリには、次のバージョンは「間近に迫っている」と書かれている。

 「Virtual EarthはWindows Liveファミリーの一員になり、Windows Live Local(WLL)と呼ばれるようになる」とこのエントリには記されている。「要注目――鳥観図やプッシュピンなどの機能を数日以内に楽しめるようになるはずだ」

 Kelsey Groupのカンファレンスでプレゼンテーションを目にしたスターリング氏は「これは(MSN地域情報検索を)非常に競争力あるものにする」と語った。同氏はKelsey Groupのブログでこのプレゼンテーションについて書いている。

 航空写真をさまざまな角度から見る機能は、地域情報検索サービスにとって重要だと別のアナリストは言う。「真上から見た画像だけでは不十分だと思う。消費者が十分に理解できる視点を与えるものではない。斜めや横からの眺めはもっと見やすい視点を与え、実際にその場所に行って地面に立った時により簡単に目印を見つけられる」とJupiter Researchのアナリスト、ジョー・ウィルコックス氏は話す。

 主要検索エンジンの間で、MSNは一番最後に地域情報検索サービスを提供した。MSNがこのサービスを発表したのは6月、このとき既にGoogle、Yahoo!、America Online(AOL)、Ask Jeevesは同様のサービスを提供していた。

 それでも多くのインターネットユーザーは地域情報検索がどんなものかさえ知らず、こうしたサービスに気付いていないとKelsey Groupのスターリング氏は語り、「Microsoftの参入が遅すぎたということはない」としている。

 Microsoftに広告代理店Waggener Edstromを通してコメントを求めたが、返答は得られなかった。

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