流出したコードへのリンクは削除されたが、「IE 7β2 Preview」のスクリーンショットは今も掲載されている。
Microsoftの次世代Webブラウザのスクリーンショットやコードへのリンクなどが、Windows関連のブログサイトに掲載された。
Internet Explorer(IE)7と見られるビルドのコードへのリンクは、その後WindowsフォーラムJCXP.netから削除されたが、このサイトにはまだ約14のスクリーンショットが掲載されている。
同サイトに最初にリンクとスクリーンショットを投稿した人物は、ユーザーがコードサンプルにアクセスできないようにした。これはMicrosoftの要請を受けての行動だとされている。しかしJCXP.netは、問題のコードは、削除される前に1万2000回ダウンロードされたとしている。
Microsoft関係者は、同社はJCXP.netに掲載されたサポートなしのコードを利用するよりも、第1四半期内にWindows XP向けIE 7β版がリリースされるまで待つよう強く推奨していると話している。
スクリーンショットの中のブラウザには「IE 7β2 Preview」のラベルが付けられており、第1四半期にリリース予定の新しいβ版に搭載される機能の一部が見られる。β1は2005年7月にリリースされた(7月28日の記事参照)。
やや解像度の低いスクリーンショットには、フィッシング対策や最近発表された「Delete Browsing History」といったセキュリティ強化などの新機能が見られる。また、FirefoxやOperaなどの代替ブラウザによって人気が出たタブブラウジングをまねようとしているMicrosoftの取り組みも浮き彫りにされている。同社はこの機能を「QuickTabs」と呼んでいる。
同社はIE 7正式版の具体的なリリース予定をまだ公表していないが、年内に、次世代OS「Windows Vista」がリリースされる前か同時に市場に投入される予定だ。
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