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» 2006年03月28日 17時09分 公開

アプリ開発はビジネス駆動型へ、IBM Rationalが説くベストプラクティス

来る4月28日、日本アイ・ビー・エムはアプリケーション開発をビジネス駆動へと進化させるRationalの国内カンファレンスを開催する。RUP、Eclipse、SOA、Workplaceなどをキーワードに、それぞれの分野で最適化手法を説いていく。

[ITmedia]

 オープンソースの統合開発環境(IDE)であるEclipse(関連記事)。このソフトウェア開発ツールは、幅広い分野で受け入れられ、多くの開発プロジェクトで使われてきた。これまでのニューストピックを振り返ってみても、アプリケーション開発基盤としてすっかり根付いた感がある。

 その人気の理由はさまざまなところで説かれているが、Eclipseが当初のJavaアプリケーション開発だけではなく、PHP、C/C++などの言語サポートを始め、UML、RUPなどと適用範囲を広げていることが挙げられる。最近であれば、Eclipse Process Frameworkと呼ばれるRUP(Rational Unified Process)とのかかわり(関連記事)、そして取り巻く情勢として、GoogleがEclipse Foundationへ参加表明(関連記事)、IBMがEclipseへの支援を続行(関連記事)、などと話題も尽きない。

 これらの動向から見逃せないことは、アプリケーション開発が次なるタームへと変わってきていることだ。そして、アプリケーション開発にかかわるベンダーもそれを理解しており、更なる市場へと変化するマーケットの転換期を感じ取っている。

オープンソースを手始めに業務基盤確立へ

 Eclipseを支えてきたIBMの狙いは、IDEはライセンスフリーにすることで開発プロジェクトの規模にかかわらず手軽に利用できるようにし、包括的なレイヤーとしてWebSphereやRational、Notesなどでビジネス基盤を確立させることだ。いくらプラグインが豊富なEclipseでも、アプリケーション開発の行程管理やビジネス基盤とのかかわりなどをすべてカバーすることはできない。

 これらのビジネス基盤とのかかわりについて説くために、日本アイ・ビー・エムは4月28日(金)、「IBM Rational Development Forum Tokyo」(RSDF Tokyo)を青山ダイヤモンドホールで開催する(関連リンク)。ソフトウェア開発を推進するITマネジャー、そしてテクノロジーリーダーを対象とするこのカンファレンスは、「Rational」が同社のソフトウェア開発ブランドとして2004年に発表されて以来、国内で2回目の開催だ。第1回目がRationalとIBMの統合表明、そして新たなプロダクト発表中心となっていたが(関連記事)、今回は事例をそろえたベストプラクティスを始め、オープンソースとのつながりがポイントの1つとなる。ビジネスとのかかわりを明確にする手法を具体化するのだ。

 また、今回の大きなテーマとなっている「Innovation Driven by Software」(ソフトウェアが駆動するイノベーション)については、基調講演で米国IBMからRationalソフトウェア・サービス、バイスプレジデントのウォーカー・ロイス氏が招かれて、ビジネス駆動型の開発手法とその効果についてが語られる。同氏は、RUPの優位さについて触れるとともに、従来までのウォーターフォールから反復型への開発プロセスの移行、そして今回のテーマとなるビジネス駆動型へとシフトが何をもたらすのかを説くという。

 基調講演後のセッションは、3つのカテゴリーに分けられている。「ベストプラクティス」「ビジネス」「テクノロジー」それぞれでユーザー視点に沿ったものであり、次のようなキーワードが含まれている。

  • 開発手法事例(RUP)
  • オープンソース(Eclipse Process Framework、Geronimo)
  • 運用管理(Tivoli)
  • SOA(サービス指向アーキテクチャー)
  • SCA(Service Component Architecture)
  • RSA(Rational Software Architecture)
  • Workplace(SOAフロントエンド)

 これらのキーワードについて理解を深めたいユーザーが、ビジネスと開発のかかわりを理解できることがカンファレンスの目的だ。

 アプリケーション開発の新たなる局面について、Eclipseの最新動向、IBMの戦略を理解するにふさわしいカンファレンスとなるだろう。

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