クリスマスにはVista対応製品を――MS、Vista対応ロゴをアピール

次期OS「Windows Vista」の一般向けリリースは来年1月の予定。Microsoftがクリスマス商戦を前に、パートナー企業によるVista対応製品の開発が順調に進んでいることをアピールした。

» 2006年10月13日 12時41分 公開
[ITmedia]

 「Vista発売前でも、Vista対応のPCやソフトは買えます」――米Microsoftは10月12日、クリスマス商戦を前に、パートナー企業による「Vista対応製品」の開発や、対応製品を示すロゴの採用が順調に進んでいることをアピールした。

 次世代OS「Windows Vista」のリリースは、企業向けは2006年11月を予定しているものの、一般向けは2007年1月となる予定。クリスマス商戦を逃す形だが、Microsoftでは、消費者がVistaの発売を待たずにPCやソフトを購入できるよう、Vista対応製品にロゴを付けるプログラムを推進している。

 ソフトウェアやハードウェアに付けられるロゴは2種類。「Certified for Windows Vista」ロゴは、Vista搭載PC上で優れた性能を発揮するようテストされた製品に採用される。「Works with Windows Vista」ロゴは、Vistaに対応する製品であることを示すもの。既に50社以上のパートナー企業が、250以上の製品についてこれらのロゴを取得しているという。

 Vistaに対応するPCには、「Windows Vista Capable」ロゴが付けられる。Vistaの特徴の1つである、Windows Aero機能を含む「Windows Vista Home Premium Edition」に対応したPCは、「Windows Vista Premium Ready」製品と認定される(ただし、広告やプロモーションでこの認定の取得をアピールできるだけで、対応するロゴはない)。

 PCゲームには「Games for Windows」ロゴを採用。Windows XPだけでなくVistaにも対応し、「Windows Vista Games Explorer」などの新機能が利用可能であることを示す。

 またMicrosoftからも、Vistaの発売に先立ち「Internet Explorer 7」(IE 7)と「Windows Media Player 11」がリリースされる。いずれもWindows Vistaに対応した新機能を追加しており、強化したセキュリティやユーザーインタフェースなどを、Windows XP上でも体験することができるという。IE 7は2週間以内に、Windows Media Player 11は10月24日のリリースを予定。いずれも無料でダウンロードできる。

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