SkypeはWindows対応版Skypeの新バージョンを公開した。Hotmail、Yahoo! Mailからのアドレス帳インポート機能の追加や音質の改良などが行われている。
米eBay傘下のルクセンブルクSkypeは米国時間の5月9日、IP電話ソフトの最新版「Skype 3.2 for Windows」をリリースした。現在同社の日本語サイトからダウンロードできる。ユーザーによるパーソナライズ機能の強化やHotmail、GMailのアドレス帳を読み込む機能の追加などがなされた。
バージョン3.2では、ビデオ通話で利用するWebカメラなどで取り込んだ自分の画像をプロフィールに追加することができる。これは、Skypeのビデオ通話機能を使うユーザー数が増えていることを受けての機能強化だという。
また新版では、アドレス帳のインポート元としてOutlook/Outlook Express以外のアプリケーションに対応した。MSN Hotmail、GMail、Yahoo! Mailのアドレス帳にあるユーザーを取り込み、その中でSkypeの連絡先を持たないユーザーを探して招待メールを送るといったことが可能。さらに、Skypeから直接ユーザーアカウント情報を参照したり一部サービスの操作ができるようになっている。
そのほか、ハンドセット、ヘッドセット、ハンズフリーといったユーザーの通話スタイルの違いにかかわらず一定の音質を保つために、エコー消去やバックグラウンドノイズの低減効果を向上させたとしている。
PayPalを経由してコンタクト先に送金する機能もサポートしているが、現時点で国内で利用できるのは受け取りのみで、送金はできない。
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