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» 2007年05月16日 17時16分 公開

富士通、SaaSを視野にネットワークサービスを展開

富士通は企業向けに提供する新ネットワークサービス「FENIC II」を開始する。SaaS展開を目標にエンドユーザーも含めた包括的なサービスを行うという。

[國谷武史,ITmedia]

 富士通は5月16日、企業向けの新たなネットワークサービスプラットフォームとなる「FENICS II」を開始すると発表した。「Network as a Service」をコンセプトにSaaS展開を視野に入れたサービスを計画する。

 FENICS IIは、富士通が1985年から提供している企業向けネットワークサービス「FENICS」を発展させ、エンドユーザーサービスも含めた総合サービスプラットフォームとして同社が提供する。ビジネス環境の変化への柔軟な対応やエンドユーザーの利便性を向上させることができるという。

石田一雄常務

 石田一雄経営執行役員常務は、「従来よりプロダクトやインフラにおいてさまざまな商品を展開してきたが、ユビキタスサービスも提供することによって経営に直結する価値を創造したい。企業の最前線を支援するプラットフォームを展開する」と話す。

FENICSとFENICS IIが展開する領域

 FENICS IIでは、企業のビジネスとエンドユーザーとの接続を重視し、PCやモバイル、海外などからのアクセスをサポートすることで、ネットワーク上で展開されるさまざまなサービスを実現させるという。

 サービスの第一弾として、登録されたユーザー情報「パーソナルアクセスキー」とFENICS管理センターを組み合わせ、生体認証や検疫を行ってVPN接続を行う「パーソナルアクセスソリューション」を展開する。これにより、医療や金融などの分野で専門家による遠隔コンサルティングサービスが可能になる。

パーソナルアクセスソリューションのセキュリティサービス

 川妻庸男経営執行役ネットワークサービス事業部長は、「FENICSを利用したサービスでは、ネットワークの再構築を行う必要からサービスインまでに半年ほどを要するが、FENICS IIでは1カ月半ほどに短縮される」と話す。

 今後は海外事業者と連携したグローバル接続サービスやオンライン会議サービスを予定し、また携帯電話などユビキタス端末向けのマーケティングソリューションやICタグソリューション、P2Pサービスを目指す。

 石田常務は、「最終的にはBPOサービスの展開を視野に入れており、FENICS IIはその第一歩。Network as a Serviceという新しい概念を今後1年間を掛けて浸透させたい」と話している。

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