Office 2007で旧Officeのファイルを扱うにはOffice Tips

Office Tips:Office 2007で旧Officeアプリケーションのファイルを読み込むと、Office 2007は「互換モード」という旧Officeと同じ機能を持つモードで動作するようになる。

» 2007年07月19日 16時05分 公開
[井上健語(ジャムハウス),ITmedia]

 Office 2007では標準ファイルがXML形式に変更された。このため、しばらくの期間はOffice 2007とOffice 2003でのファイル互換が問題になるだろう。もちろん、十分な手当は打たれているが、異なるバージョン間でファイルをやりとりする際にファイルがどう扱われるかについて、基礎知識として持っていたほうが安心できるだろう。

 まず、Office 2007で旧Officeアプリケーションのファイルを読み込んだ場合、Office 2007は「互換モード」という旧Officeと同じ機能を持つモードで動作する。互換モードでは、SmartArtやグラフ機能など、Office 2007の新機能は使えない(メニューコマンドがグレーアウトして選択できなくなる)。同時に、タイトルバーに「互換モード」と表示される。ファイルを保存する際にも、旧バージョンと同じ形式で保存されることになる。

 したがって、ファイルの提出先や取引先が旧バージョンのOfficeアプリケーションを使用している場合は、あらかじめ互換モードでファイルを作成しておくとよい。例えばWord 2007であれば、文書を作成したら、[ファイル]-[名前を付けて保存]-[Word 97-2003文書]を選択し、旧ファイル形式で保存する。すると、Word 2007は互換モードへと切り替わり、以降はWord 2007の新機能の利用が抑制される。

互換モード Office 2007の互換モードでは、Office 2007の新機能が利用できなくなり、旧Officeと同等の機能のみ利用できる。タイトルバーには「互換モード」と表示される

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