IBM z/OSに対応するSSHの新バージョン

SSHコミュニケーションズ・セキュリティは、IBMの「z/OS」に対応したSSH Tectiaの新バージョンを発表した。

» 2007年10月05日 19時44分 公開
[ITmedia]

 SSHコミュニケーションズ・セキュリティは10月4日、IBMのメインフレームOS「z/OS」に対応したSSH Tectiaの新バージョン「SSH Tectia Server for IBM z/OS 5.5」を発表した。

 SSH(Secure Shell)はファイル転送やアプリケーション接続などにおけるデータ通信を暗号化するセキュアプロトコル。SSH Tectiaは、企業ネットワークで安全にファイル転送を行うための要件を満たす大規模システム向けのSSH実装ソフトで、Windows、UNIX、Linux、メインフレームといった主要なプラットフォームに対応している。IBM z/OS対応版では、MVS(Multiple Virtual Storage:多重仮想記憶装置)ファイルシステムアクセス、IBMメインフレームの資源アクセス管理機能RACFやX.509認証などをサポートする。

 最新のバージョン5.5では、大規模なファイル転送におけるスループットを最大にするSSHの次世代技術「SSH G3」をベースとした暗号化アルゴリズム、透過的トンネリング技術によりサーバのメモリ消費量を抑え、トンネリング通信環境におけるパフォーマンスを最適化することができる。

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