米PacketeerはIntelligent Service Assurance(InSA)を発表した。企業がネットワークを通じてサービスを配信する際に、アプリケーションの質を時間や場所を問わずに確保するためのビジョンだ。
「考えるネットワークを提供したい」と話すのは、米Packeteerのレイ・スメッツ氏だ。
これを実現するためのビジョンとして、同社はIntelligent Service Assurance(InSA)を発表した。企業がネットワークを通じてサービスを配信する際に、アプリケーションの質を時間や場所を問わずに確保する。重要なアプリケーションを優先順位に沿って高い品質で提供するという。
このために、具体的に2つの製品を提供する。帯域制御装置「PacketShaper Talon TC30」、アプリケーションのパフォーマンス管理ツール「IntelligenceCenter」だ。
PacketShaper Talon TC30は、同社が提供する最上位の帯域制御装置「PacketShaper 10000」に接続し、性能を高めるために使用するモジュール型アプライアンス。マルチギガのアプリケーション・パフォーマンスを監視し、制御する。
利用企業は、不正なトラフィックの抑制、不正なアプリケーションが重要なアプリケーションの邪魔をする被害の防止、無駄な活動への帯域消費の回避、PacketShaper 10000への投資効率を高めるといった効果を見込むことができる。
業務に依存するアプリケーション層からの伝送をする「レイヤー7で活用できる」(スメッツ氏)という。
一方、IntelligenceCenterはアプリケーションのパフォーマンスをソフトウェアで集中管理する製品。クレジットカードのトランザクション、Oracleのオーダーエントリー、SAPのCRMモジュールといったアプリケーションのパフォーマンスの状況をひと目で判別できるという。
どんなアプリケーションがいつどのように利用されているかを確認できるため、ユーザーは期待通りのパフォーマンスを維持するようアクションを取ることができるようになる。
なお、同社はMobilitiクライアント・ソフトウェアの新バージョン「Mobiliti8」も発表する予定。
PacketShaper Talon TC30の価格は450万円から。
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