大規模なIPテレフォニー構築基盤として、沖電気工業がSS9100をNTTコミュニケーションズへ納入した。
沖電気工業(OKI)は4月21日、「IP CONVERGENCER Server SS9100」をベースとしたIPテレフォニーシステムを、NTTコミュニケーションズに納入したと発表した。
同システムの構成は、データセンターにIPテレフォニーサーバ「SS9100」とアプリケーションサーバ「IP CONVERGENCER Server AS8700」を配置。納入先の汐留ビルでは、モバイル端末として、NTTドコモのFOMAと無線LANデュアル端末「N902iL」を採用している。内線通話では無線IP電話機として、外出先では携帯電話機として利用できる。
ウィルコムのPHS端末も利用している。OKIのIP対応構内PHS基地局「IP-CS」と接続することで、内線と外出先で切り替えた利用が可能になる。内線番号でIP電話が利用できるNTTコミュニケーションズのモバイルIP電話サービス「.Phone Ubiquitous」も利用できる。
今回の導入は、SS9100が大規模なIPセントレックスや無線LAN、PHSなどの利用実績を持つ点、1サーバで最大2万ポートの収容能力がある点が評価された。
納入先の汐留ビルではシステムの一部をワーキングショールームとして公開している。
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