Sybase IQを活用した証券データ分析システム導入を発表。アイザワ証券への導入事例を発表した。
サイベースとアイサン情報システムは、情報系データベースシステム構築におけるパートナーシップ締結を発表した。両社は今後、サイベースの情報系分析用クエリーエンジン「Sybase IQ」を活用したデータウェアハウス/BIソリューションを提供していく。
また、初の導入先として、アイザワ証券への導入事例も明らかにした。2008年5月中旬に本格稼働の予定だという。アイザワ証券では、社内データウェアハウスシステムの再構築に着手し、Sybase IQを活用した証券データ分析システムを導入した。
同システムは、前日の夜までに集積された各種証券データを夜間バッチで処理し、翌朝に顧客が活用できる情報サービスを提供するためのもの。同社では、従来まで他社のデータウェアハウス製品を利用していたが、夜間におけるバッチ処理性能や操作方法などに課題があったという。今回の導入によって、処理時間の短縮とともにデータベース管理者への負荷軽減が実現できた。
Sybase IQと、同時に導入したサン・マイクロシステムズの64ビットサーバと相まって、「従来システム比で数百倍から最大2700倍もの性能向上を果たした」としている。
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