iGoogle、個人ブログにも張り付けられる。洞爺湖サミットに向け環境関連情報の発信を強化する。
ニュースサイトのNIKKEI NETを運営する日本経済新聞デジタルメディアは5月22日、環境についての情報を取得できるウィジェットを提供する新サービスを開始すると発表した。
サービス名は「日経エコロミー・ウィジェット」。ウィジェットは、NIKKEI NET上の環境関連サイト「日経エコロミー」の専用ページから取得でき、iGoogleに組み込んだり、個人ブログに張り付けたりできる。環境についてのニュースやコラムを1日に5本以上を目安に更新する。
NIKKEI NETがウィジェットを提供するのは初めて。日経エコロミーのほか、日経BP社が運営するECO JAPAN、ナショナルジオグラフィック日本版など、日経グループの各環境関連サイトと協力し、最新コンテンツを集める。
日本経済新聞デジタルメディアは、7月7日から開催される北海道洞爺湖サミットで環境問題が主な議題になると判断し、関連情報の発信を強める考え。同社と国際協力銀行が4月21日から共同で公表している「日経・JBIC排出量取引参考気配」もウィジェットに盛り込んだ。これは、温室効果ガス排出削減の1つの手法として注目が集まっている排出量取引の価格気配情報を、両社が独自に算出したもの。
ウィジェットの提供については「実験的な試み」(同社編成部)という。利便性を見極めた上で、NIKKEI NETの他のコーナーでの導入も検討する。
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