ユース、シンクライアント環境構築の新製品を発表

ユースが提供するシンクライアント環境のデスクトップ基盤とUSBメモリによる認証基盤は、デスクトップ上で行うフォルダの作成といった操作ログを管理し、自宅PCからシンクライアント環境への接続を可能にする。

» 2008年09月18日 20時26分 公開
[ITmedia]

 ソフトウェア開発のユースは9月17日、シンクライアント環境のデスクトップ基盤「Luke Ver.2.0」と指紋認証でシンクライアント環境に接続できる認証用USBメモリ「Leia Ver.2.0」を10月に発売すると発表した。

 「Luke」は米GraphOnが提供する、サーバで一元管理しているアプリケーションやデータを端末からアクセスして利用する環境を実現するミドルウェア「GO-Global」に、デスクトップ環境とモバイル端末のサポートなどを追加した製品。Luke Ver.2.0では、デスクトップ環境でユーザーが操作したログを管理する機能を充実させた。Lukeが提供するデスクトップ環境から起動および終了したアプリケーションのログを取得できる。ファイルとフォルダの作成やコピー、削除といった操作ログも管理できる。デスクトップ環境の設定や管理はGUI(Graphical User Interface)ベースの操作で実施できる。

 Leiaは、シンクライアント環境に接続する際に、指紋認証を使えるようにするUSBメモリ。Leia Ver.2.0では、ボタンのクリックなど簡単な操作でメニューを表示できる形式を実現し、Leia内のアプリケーションを自動アップデートするようにした。また、従来のシンクライアント環境への接続(Citrix Presentation Server接続、GO-Global接続など)にVPN接続を連動させることが可能となった。ユーザーは、出張先や自宅のPCからインターネットを経由してシンクライアント環境に接続できる。

 製品の発売に伴い、同社では、情報漏えい対策などのコンサルティングや製品の販売、システム構築などをサポートする部門を設置した。

 価格は、Luke Ver.2.0のデスクトップ環境が1サーバ当たり60万円。GO-Globalのライセンス料が別途必要となる。Luke Ver.2.0のモバイル端末のサポートが1台当たり3000円。Leia Ver2.0は1本1万9800円。価格はすべて税抜き。初年度に5億円の売り上げを目指すという。

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