ノエビアグループ、2300人規模の人事会計システム刷新に着手 ワークスAP製品で

ノエビアグループは、無償バージョンアップや定額制サービスにより運用コストを削減できるとして、ワークスAPの人事、会計システムを採用した。刷新した基幹システムを来年以降に稼働させる見通しだ

» 2008年10月21日 12時44分 公開
[ITmedia]

 化粧品大手のノエビアグループは、財務体質の強化とバックオフィス業務の効率化を図るため、ワークスアプリケーションズ(ワークスAP)の人事・会計システムを採用して、基幹システムの再構築を進めている。2300名を超える連結会社の従業員が使うシステムとして、2009年以降の稼働開始を予定しているという。製品を提供したワークスAPが、10月21日に発表した。

 ノエビアグループでは自社開発によるホスト上の基幹システムを保有している。法改正などに伴い追加開発や改修を重ねたため、システムの複雑化や肥大化が起こっていた。人事、会計業務の負荷を減らし、グループ内での情報活用を進めるため、汎用性の高いパッケージ製品を採用した。

 採用により、これまで複数の仕組みで管理していたノエビアグループの人事情報を一元管理できるようになる。共通のシステムを使うことで、業務ルールを統一し、給与計算業務なども効率化できる。連結決算の報告書の作成から開示までの作業を自動化するため、決算の早期化にもつなげられるとしている。

 ノエビアグループのノエビアと常磐薬品工業が採用したのは、人事システム「COMPANY 人事・給与」「COMPANY Web Service」、会計システム「COMPANY Financial Management」「COMPANY Business Management」。COMPANYは無償のバージョンアップや定額制の保守サービスを提供している。ワークスAPによると、「定額制のため運用コストの削減ができ、予算が組みやすくなる」(ワークスAP)ことが評価を受けた。

 ワークスAPが同製品を受注したのは6月。受注額は「未公表」(ワークスAP)としている。

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