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» 2009年02月06日 18時41分 公開

「ファイアウォールで止まる」:Microsoft、SOA俗説の正体を暴く (2/2)

[Darryl K. Taft,eWEEK]
eWEEK
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一般向けのモデリング

 モデリングとその普及に向けたMicrosoftの取り組みについて、マーティン氏は、「われわれはOsloに賭けている。それは技術変革をもたらす重要な取り組みだと信じている」と語った。OsloはMicrosoftのソフトウェアモデリング戦略のコード名で、“M”と呼ばれるモデルを構築するための新しい言語、“Quadrant”と名付けられたモデルとやり取りするためのビジュアルツール、そしてモデルを格納、共有するためのレポジトリで構成される。

 マーティン氏によると、MicrosoftのSOAメッセージを具体化する取り組みには、Windows Workflow Foundation、BizTalk Server、Windows Communication Foundation (WCF)に加え、Osloと Internet Information Services (IIS)および同社のアプリケーションサーバ機能に追加される一連の新技術“Dublin”(コード名)、そしてWindows Azure Services Platformが含まれる。

 同氏は、「SOAとコンポジットアプリケーション関連のゲームを変えてしまう技術がいくつかある」と述べ、「そのうちの2つは、クラウドコンピューティングによるソフトウェアプラスサービスと、モデル駆動型プラットフォーム向けの新しいツールによるモデリングだ」と指摘した。

 またマーティン氏は、「Microsoftはクラウド技術に大きく投資してきた。あらゆる場所にデータセンターを構築し、排他的なオンプレミスコンピューティングからクラウドへ移行しつつある」とする一方で、「それでも最初の“S”は不可欠だ」とソフトウェアの重要性を強調した。

 マーティン氏に続いてスピーチに立ったHewlett-PackardのSOAプラクティスマネージャ、マーク・デイビス氏は、クライアントにSOAを提供するために、HPがMicrosoftやEDSとの間で結んだアライアンスについて言及し、HPやEDSがMicrosoftの技術を用いて航空会社にSOAを提供するアウトソーシングサービスの「AirSOA」について話した。

 「われわれは世界中の航空会社にサービスを提供している」とデイビス氏。最終的な目標は、現在のオンライン予約システムをSOAと各種サービスにアップグレードすることである。「われわれはそれらのプロセスをすべてサービスレベルで自動化し、コンポーネントの高度な再利用を目指している」と同氏は説明した。実際、それらはうまく機能しているようで、「サービスの再利用率は57%に達している」とデイビス氏は胸を張った。同氏はまた、AirSOAが1つのプロジェクトで1万時間の時短を実現でき、他のシステムからも利用可能であることを強調した。

 カンファレンスを主催したMicrosoftの開発者プラットフォームおよびツール担当ゼネラルマネージャ、エディ・アモス氏は、「景気後退にもかかわらず予想以上の来場者数となり、世界25カ国から大勢の人々が参加したことは、SOAやMicrosoftのSOAブランドに対する一般の期待がきわめて強いことを示している」と述べた。

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