Mozilla、Firefoxの「新しいタブ」にサムネイルなどを表示するプロトタイプ

Google Chromeの新規タブ同様にサムネイルを表示するほか、ユーザーの直前の行動を反映したボタンを設置する。

» 2009年03月06日 12時01分 公開
[ITmedia]

 米Mozilla Corporationの研究部門Mozilla Labsは3月5日、Firefoxの「新しいタブ」のプロトタイプを公式ブログで紹介した。

 従来のFirefoxでは「ファイル」→「新しいタブ」で新規タブを開くと、空白ページが表示される。このプロトタイプでは、新規ページの右側に「Quick-access Bar」として、ページのサムネイルが幾つか表示される。ここに表示されるサムネイルは、frecencyスコア(再訪問数や訪問のタイプなどで決まる)によって選ばれるという。GoogleのChromeの新規タブのようにページ全体に表示されるのではなく、右側に表示するのはユーザーの「邪魔にならないように」というコンセプトによるとしている。さらにグレースケールで表示するようにする予定だ。

 また、ページの左側上部にはユーザーの直前の行動に関連したボタンが表示される。例えば直前に表示していたページで住所をコピーしていたら、新規タブではその住所を地図上で検索するためのボタンが、URLをコピーしていたら、そのURLを開くためのボタンが表示される。このボタンの上には、意図せず閉じてしまったタブを開くためのボタンも用意されている。

tab

 Mozillaはこの新規タブを、機能を盛り込むことによって設定が必要になったり開くのが遅くなったりせず、ユーザーの邪魔にならないようにということを念頭に設計したとしている。

 まだラフなプロトタイプの段階ではあるが、試してみたいユーザーはブログのリンクからアドオン形式のファイルをダウンロードできる。

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