最新版Bluetoothはこれまでの3Mbpsから24Mbpsに高速化し、省電力化も進んでいる。
Bluetooth Special Interest Group(SIG)は4月21日、Bluetooth 3.0規格を正式に発表した。
Bluetooth 3.0(Bluetooth Core Specification Version 3.0 High Speed)は短距離無線通信規格の最新版。802.11 Protocol Adaptation Layer(PAL)の採用により従来版より高速化しており、データ転送速度は最高24Mbpsとなる。現行のBluetooth 2.1 + EDRは最大通信速度3Mbpsだ。また電力管理機能も強化し、省電力化を図っている。
Bluetooth SIGは、バージョン3.0の登場で、大容量のビデオや音楽ファイルをデバイス間で無線やりとりできるようになるとし、PCと携帯機器の間で大量の音楽を無線で同期化したり、プリンタやPCに大量の写真をダウンロードすることなどが可能になると述べている。
AtherosやBroadcomなどのチップメーカーが既にBluetooth 3.0の採用を開始しており、同規格を搭載した消費者向け製品は9〜12カ月以内に市場に出回る見通し。
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