VMware、クラウド用仮想OS「VMware vSphere 4」を発表“クラウドOS”vSphere

VMwareが社外のクラウドと連係するプライベートクラウドを構築するための仮想OS「vSphere 4」を発表した。

» 2009年04月22日 13時45分 公開
[ITmedia]

 米VMwareは4月21日、サーバ仮想化プラットフォーム「VMware vSphere 4」を発表した。VmWareはvSphereを“プライベートクラウドを構築するための仮想OS”と位置付けており、同プラットフォームで仮想化したプライベートクラウド(社外クラウドと連動した社内クラウド)上でSAPやMicrosoft ExchangeなどのアプリケーションをSQLやOracleのデータベースとともに稼働させることができるという。

 vSphere 4は、これまで「VMware Infrastructure」と呼ばれていたサーバ仮想化ソフトウェアの新版。VMware InfrastructureはAMDのハードウェア仮想化技術「Rapid Virtualization Indexing(RVI)」とIntelの仮想マシン最適化ネットワーク技術「Virtual Machine Device Queues(VMDq)」をサポートしており、このバージョンで新たにXeon 5500番台に搭載された仮想化支援機能「Extended Page Tables(EPT)」もサポートする。

 サーバリソースとしては最高1テラバイトのRAM、64個の仮想CPUをサポートする。

 対象となるのは小規模〜中小規模の企業で、価格は995ドルから。4〜6月期中に提供を開始する予定。

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