2008年には250万台だった電子看板の設置台数は、2013年には250万台になる見込み。
米調査会社iSuppliが6月2日に発表した世界デジタルサイネージ(電子看板)市場に関する報告によると、2013年までに同市場は出荷ベースで3倍に拡大するという。2008年には250万台だった設置台数は、複合年間成長率(CAGR)26.8%で成長し、2013年には250万台になる見込み。
デジタルサイネージはディスプレイタイプや機能の幅が広がっており、液晶パネルやLEDの動画ディスプレイが屋内や屋外に設置されている。
小売業界の競争が激しくなる中、新規顧客獲得と既存顧客の訪問率増加の手段としてデジタルサイネージが注目を集めている。また商品やサービスの頻繁な変更もデジタルサイネージの採用を後押ししているとiSuppliはみている。テレビや印刷物での宣伝はコストが掛かる上すぐに変更できないが、デジタルサイネージであればリアルタイムでこうした変更に対応でき、広告主はコンテンツの変更や監視をリモートでも行うことができるからだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.