第1四半期の米ネット広告売り上げ、5%の減少

米オンライン広告売り上げも不況のあおりを受けているが、業界団体は前向きな見通しを述べている。

» 2009年06月09日 07時00分 公開
[ITmedia]

 2009年第1四半期の米オンライン広告売り上げは、不況のあおりを受けて5%減少した。ネット広告業界団体Interactive Advertising Bureau(IAB)とコンサルティング企業PricewaterhouseCoopersが6月5日、最新の調査結果を報告した。

 第1四半期の米オンライン広告売り上げは前年同期比5%減の55億ドル。前年同期比での減少は、2001〜2002年のドットコムバブル崩壊後の低迷期以来となる。

 IABは不況の影響を認めつつも、「消費者がインタラクティブメディアを利用する時間は増えており、インタラクティブメディアが広告支出に占める割合は増え続けるだろう。米国の経済情勢が回復したら、ネット広告は再び成長すると確信している」と楽観的な見通しを述べている。

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