Google Chromeで2件の脆弱性を修正

Google Chrome 2.0.172.31では、WebKitに存在するコード実行や情報流出の恐れがある2件の脆弱性に対処した。

» 2009年06月11日 07時54分 公開
[ITmedia]

 米Googleは6月9日付で、Chromeブラウザの更新版となるバージョン2.0.172.31をリリースし、2件のセキュリティ問題を修正した。

 Google Chrome Releasesのブログによると、脆弱性は2件ともWebKitに存在する。このうちDOMイベントハンドラに関するメモリ破損の脆弱性は、細工を施したWebサイトを使って悪用される恐れがある。タブがクラッシュしたり、サンドボックス内で任意のコードを実行されたりする可能性があり、危険度が高い。

 もう1件の脆弱性は、ドラッグ&ドロップを処理する際の問題に起因する。細工を施したWebページでユーザーがコンテンツをドラッグすると、攻撃者が別のWebサイトのデータを読み込めるようになり、情報流出につながる恐れがある。危険度は中程度となっている。

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

関連キーワード

Google Chrome | Google | 脆弱性 | ブラウザ


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ