NECは「CLUSTERPRO X 2.1シリーズ」を販売開始。セキュリティ面やデータベース連携が強化された。
NECは6月16日、クラスタソフトウェア「CLUSTERPRO」の中核である「CLUSTERPRO X」において、セキュリティ対策や運用性に関わる機能強化を行い、新たに「CLUSTERPRO X 2.1シリーズ」として販売することを発表した。
CLUSTERPRO X 2.1シリーズでは、システムにインストールされたウイルス対策ソフトの監視機能が新たに実装された。これにより、ウイルス対策ソフト自体に障害が発生した場合でもその障害を検知でき、正常に動作しているサーバへと切り替えられる。この場合でも、ウイルス対策環境は継続して提供される。
またOracle DBやSQL Serverなど主要なデータベース製品に対して、データベースの更新を任意のタイミングで一時停止し、バックアップする際のデータベースとの整合性を保つ機能を追加した。共有フォルダの設定を、稼働中のサーバから待機中のサーバへ自動反映する機能も備え、従来必要だった手作業による待機系への設定変更が不要となった。統合管理画面も一新され、フォルダ設定の変更に伴う管理工数を大幅に削減できるという。
本体とオプション製品の価格は次のとおり。
製品名 | 価格(税別) | 備考 |
---|---|---|
CLUSTERPRO X 2.1 | 60万円〜 | 2CPUライセンス |
CLUSTERPRO X Anti-Virus Agent 2.1 | 30万円〜 | トレンドマイクロ「ウイルスバスター コーポレートエディション」に対応した監視機能。データベース、アプリケーションサーバなど、監視対象に応じ4製品を提供(2ノードライセンス) |
CLUSTERPRO X Startup Kit 2.1 | 10万円〜 | 編集可能なマニュアルや評価項目リスト、導入に便利なサンプルスクリプトなどを格納したCD-ROM |
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