IntelとNokia、新モバイル端末に関する長期提携を発表Atom搭載Linux携帯に向けて

IntelがMoblin、MaemoのLinuxオープンソースプロジェクトでのNokiaとの共同開発と、NokiaのHSPAライセンスの取得を発表した。

» 2009年06月24日 07時50分 公開
[ITmedia]

 米IntelとフィンランドのNokiaは6月23日、新世代のモバイルデバイスとチップセットの開発に関する長期的な提携を発表した。この提携により、現在のスマートフォンやNetbookといった概念を超えた新しいモバイルプラットフォームを構築し、革新的なハードウェア、ソフトウェア、インターネットサービスを展開していくという。

 この提携には、両社のオープンソースLinuxプロジェクトであるIntelのMoblin、NokiaのMaemoで共通の技術を開発するための技術提携が含まれる。MoblinはAtomプロセッサに最適化されたモバイルLinuxプロジェクトで、Intelは5月にNovellとの提携による対応Netbookの開発を発表している。Maemo LinuxはNokiaのタブレット型デバイス「Nokia N810」に搭載されている。

 また、IntelはNokiaのHSPAモバイル技術のライセンスを取得し、Intel Architectureベースのプラットフォームに3G移動体通信システムの標準化プロジェクト3GPPのモデム技術を統合していく。

 両社は「この提携で多数の革新を長期にわたって生み出す」としており、具体的な製品や日程については明らかにしていない。

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