HP、PCやプリンタが不調で19%減益EDS買収でサービス部門は売上高93%増

第2四半期に続いての減収減益だったが、第3四半期については売上高8%増を見込んでいる。

» 2009年08月19日 12時34分 公開
[ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)が8月18日に発表した第3四半期(5〜7月期)決算は、売上高は275億ドルで前年同期比2%減、純利益は同19%減の16億ドル(1株当たり67セント)だった。

 売上高を部門別で見ると、サービス部門は昨年5月のEDS買収の結果が貢献し、前年同期を93%上回る85億ドルとなった。サービス部門の売り上げは、同社の売り上げ全体の31%を占める。その他の部門は、軒並み前年比減となった。パーソナルシステムズ部門は18%減、イメージング・プリンティング部門は20%減、エンタープライズストレージ&サーバ部門は23%減、ソフトウェア部門は22%減、ファイナンシャルサービス部門は1%減。

 地域別では、北南米地域は前年同期比8%増の126億ドル、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域は12%減の99億ドル、アジア太平洋地域は4%減の50億ドルだった。中国では売り上げが2けたの伸びを見せたという。

 第4四半期(5〜7月期)の見通しについては、売上高は8%増、1株当たり純利益を97セントと予想。通年では売上高は最大で4%減、1株当たり純利益は3ドル10セントとみている。

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