DellはPerot Systemsを買収することにより、ハードウェアとともに情報サービスを提供する企業になろうとしてる。
米Dellは9月21日、IT情報サービス企業の米Perot Systemsを買収することで合意に達したと発表した。両社の取締役会が20日に合意内容を承認した。買収は公開買い付け(TOB)で行う。DellはPerotの全クラスA普通株を1株当たり30ドルで買収し、買収総額は約39億ドルに上る。取引はDellの第4四半期(2009年11月〜2010年1月)に完了の見込み。
Perot Systemsは1988年にロス・ペロー氏が設立したIT情報サービス企業。世界中の医療、政府機関ほかさまざまな企業に対し、アプリケーション、インフラ、コンサルティングなどのサービスを提供している。同社の2009年第2四半期(4〜6月期)の売上高は6億2800万ドル、純利益は3100万ドル(1株当たり25セント)だった。
この買収により、Dellは広範なITサービスの提供を目指し、Perotの顧客に最新のDell製品を販売するという。
買収後、PerotはDellのサービス部門となり、Perotの会長であるロス・ペロー・ジュニア氏はDellの取締役会に加わる。
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