ホリデーシーズンに向け、AmazonがKindleの機能を向上させた。ライバル「nook」同様にPDFを変換せずに読めるようになり、バッテリー駆動時間が85%延びた。
米Amazonは11月24日、電子書籍リーダー「Kindle」のバッテリー駆動時間の延長と、PDFリーダー機能の追加を発表した。
ファームウェアの改良により、従来より85%バッテリー駆動時間が延び、無線をオンにした状態で最長1週間もつようになったという。これまでは4日間で充電する必要があった。無線をオフにした状態でのバッテリー駆動時間は2週間になった。
また、PDFファイルを変換せずにそのまま読めるPDFリーダー機能を追加した。これまでKindleでPDFを読むにはいったん変換する必要があったが、新機能によってUSB経由や電子メールの添付ファイルとしてKindleに転送したPDFを直接読めるようになった。
現行世代のKindleユーザーは、Whispernet経由のファームウェアアップデートでこれらの機能を追加できる。PDFリーダー機能は、旧世代のKindleでもアップデートできるようになる見込み。
Kindleのライバル、米Barnes & Nobleの「nook」はバッテリー駆動時間が数日で、PDFリーダー機能を備えている。
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