「北朝鮮のミサイルで沖縄に被害」――デマで恐怖をあおるメールが流通

SANSによれば、もっともらしく見せかけた文面で恐怖をあおり、不正なファイルを開かせようとするメールが報告されたという。

» 2010年03月06日 22時53分 公開
[ITmedia]

 「北朝鮮が発射したミサイルで日本に甚大な被害が出た」などとするでっち上げメールで恐怖をあおり、不正なファイルを開かせようとする手口が報告されたという。SANS Internet Storm Centerが3月5日付で伝えた。

 SANSによると、問題のメールは米政府の情報機関を思わせる「US Department of National Intelligence」という組織が書いたとの触れ込みで、非常によくできた作りになっているという。文面には「北朝鮮が沖縄に向けてミサイルを発射し、甚大な被害が出ている」といった内容が書かれているという。

 末尾には「report.zip」というファイルへのリンクがあり、この中にマルウェアの実行可能ファイルが仕込まれている。3月5日の時点でこのマルウェアを検出できるウイルス対策ソフトはまだあまり多くないとSANSは伝えている。

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