「Safariの6倍速い」Opera MiniをAppleは承認するだろうか? OperaはApp Storeに申請した瞬間からのカウントアップページを公開し、iPhoneが当たる予想キャンペーンを始めた。
ノルウェーのOpera Softwareは3月23日、モバイルWebブラウザのiPhone版「Opera Mini for iPhone」を、米AppleのApp Storeに登録申請したと発表した。この申請が承認されれば、Appleの「Safari」以外の初めてのiPhone向けWebブラウザになる。
Operaは2月にMobile World Congress 2010でこのブラウザを披露している。Opera Mini for iPhoneは、iPhoneにデータを送る前にサーバ側でデータを最高90%圧縮するため、ページの読み込みがSafariの6倍速いという。
Appleは以前、iPhoneの機能と競合するアプリ「Google Voice」のApp Storeへの登録を却下したとして、現在も米連邦通信委員会(FCC)が調査している。一方、米Real NetworksはAppleのiTunesと競合するアプリ「Rhapsody」をApp Storeに申請する際に公式ブログで発表し、約2週間後に承認された。
Operaは、「AppleはいつOpera Miniを承認するか」を予想するキャンペーンページをコミュニティーサイト内に開設した。ページには、Opera MiniをAppleに登録申請した瞬間からの経過時間が表示されており、ユーザーに予想競争への参加を呼び掛けている。最も近い予想を出したユーザーには新品のiPhoneが贈られる。
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