Appleが、自社サービスと競合するReal Networksの音楽サービスアプリを米国のApp Storeで提供開始した。
米Real Networksは9月9日、同社の音楽配信サービス「Rhapsody」をiPhoneで利用できるようにするアプリが、米AppleのApp Storeからダウンロード可能になったと発表した。米国のiPhoneおよびiPod touchユーザーはApp Store(リンク先を開くにはiTunesが必要)から無料でダウンロードできる。
iPhone向けRhapsodyを使うには、Real Networksの月額14.99ドルの定額サービス「Rhapsody to Go」に加入する必要がある。ユーザーはオンライン上の自分のライブラリの楽曲をストリーミングできるほか、アーティスト情報を閲覧したりプレイリストに楽曲を追加することができる。ストリーミングにはWi-FiおよびAT&Tのモバイルネットワークを利用する。App Storeへの審査申し込み時点での公式ブログではデスクトップと同等のサービスを使えるということだったが、ストリーミングの通信速度はデスクトップの半分の64Kbpsのみになっている。
Appleは9月7日に音楽ストリーミングサービス「Spotify」のApp Storeへの登録を承認したが、今のところサービスは欧州の一部で行われており、米国では利用できない。
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