飲んだら見るな――3Dテレビの健康上の注意、Samsungが公開

睡眠不足のときや酔っているときは3Dテレビの使用を控え、保護者は子供の3Dテレビ視聴を監督するようにと、Samsungが注意を促している。

» 2010年04月19日 12時44分 公開
[ITmedia]

 酒に酔っているときは3Dテレビを見ないように――Samsung Electronicsのオーストラリア法人が、3Dテレビ視聴に関する健康上の注意事項を公開した。

 同社は、「子供は3D視聴に関連する健康上の問題の影響を受けやすい」ため、子供が3Dテレビを見るときは保護者が監督するべきとし、さらに「妊娠中の女性、高齢者、重い病気にかかっている人、睡眠不足の場合、酒に酔っている場合」も3D機能の使用を控えるようにと述べている。

 激しく明滅する映像を見るとてんかんの発作が起きる人に対しては、3D機能を使用する前に医師に相談するよう求めている。

 また、3D映像の視聴は、乗り物酔い、知覚の異常や方向感覚の喪失、眼精疲労、姿勢が不安定になるなどの症状を引き起こす可能性があるため、頻繁に休憩するよう注意を促している。もしもこれらの症状が出た場合は、「すぐに3Dテレビの使用をやめて、30分以上休憩し、症状が軽減されるまでは視聴を再開しないように」としている。また3Dテレビの視聴によって方向感覚を失う場合があるので、転倒を避けるため、テレビを吹き抜けやケーブル、バルコニーなどの近くに置かないようにと注意している。

 国内で間もなく3Dテレビを発売するパナソニックは、3Dテレビの視聴によって「個人差により、まれに、体調不良が引き起こされることがあります」「3D映像の視聴年齢については、およそ5〜6歳以上を目安にしてください」とする注意事項をサイトに掲載している。ソニーは「体調がすぐれないときは3Dの視聴はお控えください」「視聴中に体調の変化を感じた場合は、すぐに視聴を中止してください」との注意を載せている。

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