Google、テレビ向けプラットフォーム「Google TV」発表 ソニーと提携

Google TVはテレビとWebを融合させ、簡単にコンテンツを検索できるプラットフォーム。ソニーはGoogle TVを搭載した「Sony Internet TV」を投入する。

» 2010年05月21日 06時51分 公開
[ITmedia]

 米Googleは5月20日、テレビ向けのプラットフォーム「Google TV」を発表した。テレビと「インターネットの自由とパワー」を組み合わせた技術だとしている。搭載機を今秋リリースする。

 Google TVはAndroidとChromeブラウザを基盤とした、テレビやSTB(セットトップボックス)に組み込むプラットフォーム。テレビでWebサイトを閲覧したり、コンテンツを検索することができる。検索はテレビ画面上のボックスにキーワードを入力するだけででき、テレビ番組、録画した番組、Webコンテンツなどを検索できる。番組表から探すことも可能だ。番組やコンテンツはホーム画面にお気に入り登録することもできる。Androidアプリも利用可能。Google TVのChromeブラウザにはAdobe Flash Player 10.1が統合されるため、Flashコンテンツの閲覧もできる(→@ITの詳細記事)。

 Googleはソニー、Logitech(日本ではロジクール)と協力して、テレビ、Blu-rayプレーヤー、STBにGoogle TVを組み込む。ソニーの「Sony Internet TV」などGoogle TV搭載を搭載したデバイスは秋に米国で発売される。家電量販店Best Buy、衛星放送のDISH Network、Adobeもこの技術を支持し、IntelはソニーとLogitechのデバイス向けにAtomプロセッサを供給する。

 Googleは同技術の立ち上げ後まもなく、開発者がGoogle TVで動作するアプリを開発できる「Google TV SDK」とWeb APIをリリースする。Google TVアプリはAndroid Marketで配布できる。

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