三菱東京UFJ銀行、3000台の仮想デスクトップを配備

三菱東京UFJ銀行は、VMwareの「VMware View」を利用した仮想デスクトップシステムへの移行を進めている。

» 2010年05月31日 17時23分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 三菱東京UFJ銀行は、システム部で利用する3000台のクライアントPCを仮想デスクトップ技術を用いたシンクライアント環境に移行した。移行を支援するヴイエムウェアが5月31日付で発表した。

 同行は、行内で使用する業務用PCのセキュリティ強化とユーザーの利便性の向上を目的に、デスクトップ環境の新たな運用管理方法を検討していたという。同行システム部上席調査役の徳永瑞彦氏は、ヴイエムウェアの採用理由について、「複数年をかけて仮想デスクトップの導入を進める予定だが、同社が明確な製品ロードマップとリーズナブルな価格を提示してくれたため、プロジェクトを円滑に進められる見通しが立った」とコメントしている。

 仮想デスクトップへの移行には「VMware View」を利用する。事前にフィージビリティスタディを重ねた結果、ブレードサーバへの仮想デスクトップの集約率を86対1にまで高められたという。同行は今後、行内にあるPCの仮想デスクトップへの移行促進を図るほか、業務アプリケーションの仮想化も検討している。

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