Adobe、SourceForge上にオープンソースプロジェクトポータルを開設

Adobeは、自社のオープンソースプロジェクトポータル「Open@Adobe」をSourceForge.net上に移管した。移管の理由について、現在のレポジトリはプロジェクトが複数の方向性に同時に進化するのに必要な要素を満たしていないためと説明している。

» 2010年07月16日 18時13分 公開
[末岡洋子,SourceForge.JP Magazine]
SourceForge.JP Magazine

 米Adobe Systemsは7月14日、同社のオープンソースプロジェクトポータル「Open@Adobe」をオープンソースソフトウェア開発支援・ホスティングサービス「SourceForge.net」上に移管した。

 Adobeはオープン性に関する取り組みとして、Open@Adobeの下で、Adobe Flexフレームワークなどのソースコードホスティング、標準化団体への貢献、仕様公開などを行っており、これをすべてSourceForgeに移管する。

 Adobeでは移管の理由について、現在のレポジトリではプロジェクトが複数の方向性に同時に進化するのに必要な要素を満たしていないため、と説明している。移管先としてSourceForgeを選択した理由については、SourceForgeは26万件以上のプロジェクトをホスティングしており、多くのユーザーにリーチを拡大できること、自社環境との結びつきに当たってのコントロールと柔軟性などを挙げている。これにより、メンテナンスなどの管理作業も軽減できることになる。

 SouceForgeは同日、最新のForgeプラットフォームを発表しており、Adobeは新プラットフォームの最初のユーザー企業となる。



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