公衆電話(の使い方)を知らない子どもたちオルタナブログ通信(4/4 ページ)

» 2010年07月30日 17時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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ゲリラ豪雨で電車ストップで大混乱、の夜に学んだこと

 そういえば、娘に公衆電話の使い方って教えたことなかったなぁ。10円玉はまとめて数枚入るってことも、お釣りは戻ってくるってことも、50円玉は使えないってことも、娘は残念ながら覚えていなかったわけです。

 【10円】ゲリラ豪雨で電車ストップで大混乱、の夜に娘が、家族が学んだこと:中村昭典の、気ままな数値解析


 ここ数年来、街中は大いに変わった。何がか、と言えば、公衆電話の減少である。10年くらい前までは、駅前などに数多くの公衆電話が設置されていたものだが、このごろあまり見かけなくなった。1つ2つあればいい方で、公衆電話コーナーがなくなってしまったところも少なくない。

 携帯電話の普及は、公衆電話の需要を著しく減らしたのかもしれない。だが、それで本当にいいのだろうか。

 中村昭典氏「中村昭典の、気ままな数値解析」の【10円】ゲリラ豪雨で電車ストップで大混乱、の夜に娘が、家族が学んだことでは、ゲリラ豪雨のときに起きた出来事から、この問題を示唆している。仮に公衆電話に出合えても、その使い方を忘れている場合すらあることに、驚いてしまう。しかし、幼いころから携帯電話が存在し、公衆電話とほとんど接したことがない人たちにとってみれば、その使い方を知らないことは当たり前なのかもしれない。

 そもそも、災害時には携帯電話が使えないことも考慮し、携帯電話がなくても安心な対策を心掛けておくことも必要なのだと改めて教えてくれるエントリーだった。

なんでもスマートフォンに頼ってはいけない

 病院での話なんですが、「では精密検査はいつにしましょうか」と聞かれてはたと困りました。「携帯出しちゃだめでしょうか」

 なんでもスマートフォンに頼ってはいけない、もう1つの場面:海外速報部ログ


 もう1つ、携帯電話に関して注目したいエントリーがある。それは、佐藤由紀子氏「海外速報部ログ」のなんでもスマートフォンに頼ってはいけない、もう1つの場面だ。以前も本稿で、佐藤由紀子氏の読書も携帯で、の落とし穴について取り上げた。今回のは、その続きとも言えるエントリーである。

 筆者のように病院とあまり縁がない人は、病院ではほとんどの場所で携帯電話が使えない、ということに思い至らないことが多いのではないだろうか。コメントにあるように、フライトモードなどにするという手があるが、佐藤由紀子氏が返答した「その状態であることが相手に通じるかどうか」という問題もある。携帯電話を出せば、いくらフライトモードにしているから電波を出していないと言っても、周りの人に理解してもらえるかどうか分からないのだ。結局、説明するのが面倒になって使わない、ということになりそうだ。

 スマートフォンといえば、代表格はiPhoneだ。最新のiPhone 4のアンテナ問題について書かれたエントリーを、最後に紹介しておこう。

 以上、7月15〜21日にかけてオルタナティブ・ブログに投稿されたエントリーの中から、紹介させていただいた。本稿を読んでオルタナティブ・ブログに興味を持たれたならば、ぜひほかのエントリーにも目を通してほしい。

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 オルタナティブ・ブログから、ITの今を知る新たな発見があるはずだ。

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