日本シー・エー・ディー、最大200Mbps対応の回線遅延シミュレータ装置を発売

日本シー・エー・ディーは、ラックマウント型の従来製品に比べて筐体サイズを約3分の1にしたネットワーク評価・検証機器を発売した。

» 2010年08月13日 13時50分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 日本シー・エー・ディーは、ネットワーク回線の遅延状況シミュレート装置「EthdelayEx」を発売した。9月1日から出荷を開始する。

 本製品は、アナログ回線やISDN回線などの低速回線、または衛星回線や海外を経由するといった大きな遅延が発生するネットワーク回線を再現する機器。帯域制限(10Kbps〜200Mbps:指定は1Kbps単位)、遅延時間(0〜10秒:同1ミリ秒単位)、パケットロス率(0〜100%:同0.01%単位)の状況を再現できる。

EthdelayEx

 筐体サイズは、従来製品のラックマウント型ハイエンドモデル「EthdelayPro」に比べて約3分の1に小型化した。イーサネットに接続するだけで利用でき、設定はWebブラウザで行える。

 価格は19万8000円(税込み)。同社ではデータセンターなどでのネットワーク検証、インターネット回線の高速化ツールやシンクライアント製品などネットワーク環境で利用するソフトウェア製品のデモといった用途での利用を見込む。

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