Intelの次世代Coreアーキテクチャ「Sandy Bridge」、登場は2011年初め

Sandy BridgeはCPUにグラフィックスコアを組み込み、コンピューティング性能とグラフィックス処理性能を引き上げる。年内に量産開始で、搭載PCは2011年初めに登場の見込み。

» 2010年09月14日 09時27分 公開
[ITmedia]

 米Intelは9月13日、次世代Coreアーキテクチャ「Sandy Bridge」の詳細をIntel Developer Forum(IDF)で明らかにした。

 第2世代Intel CoreアーキテクチャとなるSandy Bridgeは、第2世代のhigh-kメタルゲートを採用し、32nm(ナノメートル)プロセスで製造される。プロセッサ内にグラフィックスコアを組み込んで、HD動画や3Dなどのグラフィックス処理の強化を図っている。プロセッサコアとグラフィックスコアがキャッシュなどのリソースを共有することで、電力効率を維持しつつ、コンピューティング処理とグラフィックス処理の性能を引き上げるという。

 またSandy Bridgeは「Intel Turbo Boost Technology」の強化版を搭載し、自動的にコアとグラフィックスコアのリソースを振り分け、必要なときにすぐに性能を高められるとしている。ベクトル拡張命令セット「Intel Advanced Vector Extensions(AVX)」も搭載される。

 Sandy Bridgeを基盤とするデスクトップ・ノートPC用プロセッサは年内に量産に入り、2011年初めに搭載機がリリースされる見込み。(→IDFリポート

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